著者紹介

医者(医師)になった後の経歴
1〜2年目 東京医科大学老年科で初期研修しました。高齢者の総合内科と認知症を専門とする医局です。ものわすれ外来の陪席につき、認知症の画像診断等について羽生春夫先生から教えを受けましたが、その頃はよく理解できませんでした。初期研修中には、数ヶ月ずつではありますが、精神神経科・救命科・皮膚科等をローテートをしました。特に皮膚科は、検査だけではなく第一印象(現症)や経過で診断を下すところや慢性に経過する部分が、意外に精神科との共通点があるなと後に感じました。また美しく華やかな女医さんが多く、よい思い出です。
3〜5年目 都立松沢病院精神科で後期研修しました。男性慢性期病棟・女性慢性期病棟・精神科救急病棟依存症専門病棟・小児児童精神科病棟(都立梅ヶ丘病院)・そして認知症専門病棟をローテートしました。この期間中に、東京都や区の認知症在宅医療に携わりました。ベテランの先生そして患者さんから多くの事を学びました。認知症については、松沢病院では、松下正明先生、岡崎祐士先生、齋藤正彦先生、上野秀樹先生、新里和弘先生、橋本直季先生らから教えを受けました。また豊島病院において、初期研修でローテートできなかった麻酔科の研修をしました。
6〜11年目 東京医科大学腎蔵内科に在籍しました。これまで不足していた、臨床研究について学びました。この期間中にも、松沢病院での認知症専門外来と、区の認知症在宅医療を非常勤で担当しました。
現在は、主に幸有会記念病院と稲毛病院で、内科他と認知症専門外来の診療に従事しています。

医師になって2年間は、どの科に進んでも医者として必要な、ルールやお作法を学ぶ期間です。専門科に進み更に3年経つと、その専門科についての診療を一通り一人で行えるようになります(専門医レベル)。もう3年くらい経つと、その科についての個々の知識が結びつき、全体像が見えてくるとともに、技術や知識を他人に効率良く伝授できるようになります(指導医レベル)。専門医制度については今後「改変」が予定されておりますが、私が修行期間中に取得した「資格」について簡単に記載させていただきます。

認知症・精神科関連

  • 老年精神医学会 指導医
  • 精神神経学会 指導医
  • 総合病院精神医学会 専門医
  • 精神保健指定医

内科関係

  • 透析医学会 指導医(申請中)
  • 腎臓学会 専門医
  • 内科学会 認定医
  • プライマリ・ケア連合学会 指導医

その他

  • 麻酔標榜医
  • 産業医
  • 日本感染症学会推薦 Infection Control Doctor
  • 旅行医学会 認定医

おまけ

ほか